PCrepair No.2

2006.11.01起稿
2007.01.07脱稿

2006.09.23(日)暗転
それはNeroから始まった。
Neroは歴史上は有名なローマ帝国の皇帝で、残虐な暴君という評価と名君という評価がある人物である。
コンピュータ業界ではCDやDVDに書き込みをするソフトとして一定の評価を受けている。
CDやDVDへの書き込みはコンピュータにとって強い負荷をかけることになるためNeroはインストールせず
様子を見ていたが快調に動作しているためNeroをインストールした。
試しにCDをセットしてみて、NeroでCDの中身をハードディスクにコピーしてみた。
するとコピー作業中に突然の電源落ちと再起動。

強い負荷がかかったためと考えてもう一度同じ作業をしてみた。
やはり作業途中で電源が切れ、自動的に再起動がかかる。
どうも腑に落ちないので音楽CDをWindows Media Playerで演奏してみる。
またまた電源落ちと再起動。
自動的に再起動の設定にはしていないことを
スタート→マイコンピュータ→プロパティ→詳細設定タブ→起動と回復→自動的に再起動する(R)に
チェックが入っていないことを確認したが、自動的に再起動する。
どうもWindowsXPの制御とは無関係のハードウェアトラブルであるのは間違いない。
仕方がないのでWindowsを普通に起動してみたが、今度はPOST(Power On Self Test)画面
(起動直後のWindowsが起動する前に色々な英数字が出現する画面)で再起動がかかるようになって
しまった。放っておくと延々とそれの繰り返しになりWIndowsXPが起動しなくなってしまった。
もうどうにもならず、心理的にもめげてしまいしばらく放置することとした。

2006.09.29(月)
放置しながら色々考え、全て捨てて新しいパソコンを組み上げるのが良いか
今残されたCPU、光学ドライブ、フロッピーディスクドライブ、グラフィックボードを生かして
壊れていると思われる電源ボックスとマザーボード(どちらかは正常である可能性があるが)のみを
購入して修復にチャレンジするか悩みつつ、修復の方向で結論を出し、電源ボックスを購入。
東海理化製 400W SEIB-400 の400W電源ボックス。コンプマート刈谷で6,980円也。
前回購入した物と同一である。前回購入した電源は代替機として豊橋に持って行ったパソコンに
搭載したため、改めて購入した次第である。

2006.10.14(火)マザーボード発注。
少し古いタイプのマザーボードなので色々と検索して決定するのに時間がかかった。
性能と価格を秤にかけてあれこれと選ぶのが一番面白い…

2006.10.29(水)マザーボード到着。
Two Top インターネットショッピングで購入。
6,980円、送料 840円。 計 7,820円也。
新しいものが
GIGABYTE社製 インテル865Gチップセット 型番 GA-8I865GME 。
今まで使っていたものが
BIOSTAR社製 インテル865Gチップセット 型番 P4TSV Versin7.0 。
下の写真が新旧マザーボードである。

新旧マザーボード

早速新しいマザーボードにCPUやメモリを取り付けし、HDD,FDD,DVD/CDdriveなど接続。
また電源ボックスも同時に新しい東海理化製 400W SEIB-400に付け替えた。
古い電源ボックスで一度トライしてみても良いのだが万一旧電源ボックスが壊れていて
部品に過大電流が流れたらそれで元の木阿弥になるので冒険は避けた。
下の写真が新マザーボードと電源ボックスがほぼ取り付け接続が完了した状態である。

新マザーボード、電源

また豊橋から引き取った時、CPUクーラーのファンが回転するとバチバチとうるさかった。
これはCPUファンを構成する周囲の枠が変形しており、ファンが回転すると羽が当たるためと判明。
下の写真はCPUクーラーの拡大である。見にくいが向かって右側に金色に見える物体で締め上げている。
この物体の一般名、商品名が不明であるが、電気コードを束ねたり、開封したお菓子の袋の口を縛ったり
するのに使うよく見かける結束バンドの一種である。

結束バンド

全てセットし終えて電源オン。難なく起動。
マザーボードを変更したのでその後WindowsXP Professional SP2をクリーンインストールした。
クリーンインストールしなくてもうまくいく場合もあるが、不具合がでることを避けたいので
半日仕事になるがWindowsから諸々のアプリケーションまでクリーンインストールとした。
下の写真はパソコン立ち上げ時のPOST画面である。

POST画面

その後は音も静かでDVDやCDのコピーも極めて上手にこなすとってもいい子になっている。
このページをまとめている2007年1月7日現在も快調に動いている。
ちなみに下の写真は2006年11月6日にこのパソコンを操作している我が家のお嬢である。

お嬢

(たぶん)終わり