PCrepair

2006.08.20起稿
2006.09.03脱稿

2006.08.20(日)引き取り
症状は電源ボタンを押すと数秒間CPUファンが回転し、停止。
その後は電源ボタンを押してもCPUファンも回転せず。
ただし電源ボタン長押し10秒程度あるいは背面の電源スイッチ停止あるいは
電源コードを抜くとまた電源ボタンを押すと数秒間CPUファンが回転し、停止する。
またCPUファンの回転音も何かに当たるような音がする。連続運転するとかなり
耳障りになりそうな音である。
その他1ヶ月くらい前に彰ちゃんの友人(自称パソコンに詳しい人)が内部をいじった由で、
FDD(Floppy Disc Drive)コネクターがはずされていた。

豊橋ではデータの移行に時間がかかりすぎて(USB1.1 12Mbpsの速度)断念したため
何はともあれハードディスクを取り外してデータを他のハードディスクにコピーした。
USB 2.0 480Mbpsでできるので約2時間で主だったデータのコピー完了。

パソコン内部1

2006.08.21(月)20時 ボタン電池をはずした。
2006.08.22(火)20時 ボタン電池を装着した。
ほぼ24時間ボタン電池をはずしていたためCMOSクリアはできていると思われる。
電源ボタンを押してみるが08.20(日)と症状に変化なし。

パソコン内部2

2006.08.23(水)
マザーボードのショートの可能性を考えマザーボードをはずして新聞紙の上に置く。
しかし症状に変化なし。
2006.08.24(木)
CMOSのジャンパーピンをショートさせて確実にサイドCMOSクリア施行。
しかし症状に変化なし。
2005.08.25(金)
古いが確実に動作することの判明しているスリム型パソコンの電源をはずして
接続を試みるがいわゆる田の字の12V4ピンコネクタがなく接続できず断念。
やはり電源コードも変化しており、世代が違いすぎると互換性がない。
2006.08.26(土)一休み。

EAGLE電源接続1

2006.08.27(日)
我が家のパソコンに搭載されているEAGLE社製400Wの電源ボックスをはずした。
9ヶ月間正常に動作している実績のある電源ボックスである。
このEAGLE社製の電源ボックスを豊橋家のパソコンに接続した。

EAGLE電源接続2

起動成功!!!
BIOS画面にはいると日付は2004.01.01になっていた。
すなわち日付がリセットされていたのでCMOSクリアはできていたと思われる。
またCPUファンは一部プラスチックのゆがみが羽根に当たって騒音を出している事が判明。
手でゆがみを修整して騒音は出なくなった。
また今までついていた電源ボックスを確認してみるがなんと製造会社名が全くわからない。
勿論国名も製造年月日もわからない。とっても怪しい。

正体不明電源ボックス1

正体不明電源ボックス2

2006.08.28(月)
豊橋家の許可を得てオンラインゲーム類の削除を施行。データ量の多いソフトが多い。
また不具合を起こさないように大事をとって一つのソフト削除するごとに再起動と動作確認した。
時々デフラグ、不要ファイルの削除、レジストリの整理をしたため数時間かかった。
その後付けっぱなしにして動作確認。正常に動いていることを確認した。

パソコン立ち上げ成功

2006.08.29(火)
新しい電源ボックスと背面の排気ファンを購入。動作確認し接続。
ただし昨日接続したEAGLE社製400Wの電源ボックスを装着。
新しい電源ボックスは我が家にあったパソコンに装着した。
我が家にあったパソコンもCPUファンをはずして清掃、グリスも高級品を塗り直し。
2日間電源をはずされ動いていなかった我が家のパソコンを起動。正常に動作していることを確認。
続いて豊橋のパソコンを組み立て直し電源ボタンを押すが起動しない。???
マザーボードのショートか?明日確認してみましょう。

TORICA電源ボックス1

TORICA電源ボックス2

正体不明EAGLE電源ボックス

2006.08.30(水)
マザーボードをはずしてみるが起動せず。CPUファンが一瞬ぴくっと動くのみ。
正体不明電源ボックスの最初の症状の数秒間CPUファンが回転するよりも短時間で0.1秒程度回転するのみ。

EAGLE電源再接続

2006.08.31(木)-09.02(土)
原因をどう考えるべきか、頭を捻ってもわからず。少しめげて放置。

正体不明電源再接続

2006.09.03(日)
まあものは試しで正体不明の電源ボックスを繋いでみる。
とりあえず20ピンと4ピンコネクターのみ接続。するとなんとPOST画面が立ち上がった。
でハードディスクにも電源を接続すると最初の症状の数秒間CPUファンが回転して停止と
全く同じ症状である。
ハードディスクの電源を抜くとPOST画面までは再現性良く立ち上がる。
試しにEAGLE社製400Wの電源ボックスに交換して同じ作業をしてみると
やっぱりCPUが0.1秒程度回転するのみで停止。壊れてしまったようである。
と言うことは壊れていると思っていた正体不明の電源ボックスは壊れていないということである。
また我が家のパソコンに約9ヶ月搭載されていて何もトラブルのなかったEAGLE社製の電源は
08.27(日)、08.28(月)の2日間豊橋家のパソコンを正常に動かしたが、
08.29(火)には壊れてしまったと言うことか。
原因はやはり他の部分(マザーボードが最も怪しそうであるが)にあると考えるのが普通かと思う。
電源ボックスに致命的なダメージが加わったと考えるが、マザーボードを目視点検しても
コンデンサの変形や明らかな焦げなど過電流が流れた形跡もなく、やっぱり原因がよくわからず。
買ったばかりの電源ボックスを接続するのもまた壊れるかもと考えるとためらわれる状況である。

2006.09.04(月)めげてまた一休み
2006.09.05(火)

豊橋家ハードディスク確認1

まずは豊橋家のハードディスクが壊れていないかどうか確認作業。
外付けケースに豊橋家のハードディスクを格納しUSB接続で我が家のパソコンに接続。

豊橋家ハードディスク確認2

起動をさせたわけではないので全く正常とは言い切れないが、内容を見た限り
破損しているデータはなく正常であると思われる。

EAGLE電源再接続1

次に壊れたかと思われるEAGLE社製の電源ボックスの動作確認作業。
このEAGLE社製の電源ボックスを我が家のパソコンに接続して起動を試みた。
難なく正常起動し拍子抜け。イーグルノデンゲンコワレテイナイ…

EAGLE電源再接続2

あと確認すべき点はIDE用(ハードディスクやCD/DVDドライブ用)4ピンコネクタがたくさん
(この電源ボックスの場合は6個)あるのでたまたま不良なコネクタを使用したかもしれない事であろう。
逆に言えばその辺りがオーケーならあとはマザーボードの故障と考えるしかないような気がする。

その後コネクタに番号を記してきちんと起動していることを確認し同じ番号のコネクタを各機器に接続し、
無事Windowsの起動と種々のソフトのインストールを終え、正常に稼働中。不安なので様子を見ている。
PC修理中No2に続く…